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2007年06月15日

心に残った詩20



「しなやかな心」


「優」の字は

「人が憂うる」と書いて

うれしいときはには喜び

腹が立つときはには怒りを

つらいときには悲しみを

そのしぐさで「しなやかに」表す言葉

「優」とは「人間らしい感情」の表現


「優しさ」とは

人の感情の動きがよくわかり

人の心の苦しみを思いやりながら

共に考え悩むことができること

成績が良いことが「優しさ」なのではなく

人の気持ちに深く共感できてこそ

ほんとうの「優しさ」の表現


他者の悩みを聞こうともしない人

他者の苦しみを軽く受け流してしまう人

他者の叫びに冷ややかな心で対応する人

他者の心の傷の深さがわからない人

偏見を口にしてあからさまに差別する人

喜怒哀楽を心の底から訴える人に対して

かたくなに心を閉ざす人でありたくはない


差別されてうち沈んでいる人がいたら

「どうしたの」と声をかけ

その心の思いをじっくりと聞いてみよう

「その苦しみはよくわかる」とうなずいて

傷ついた心の痛みを共に分かち合おう

「憂うる心」で悩む人がいたら

「しなやかな心」で受けとめ励まそう



『人権対話の詩』より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 16:40Comments(0)

2007年05月05日

心に残った詩19

「はたらきかける一言を」

あなたはなぜ

差別の問題に取り組むのですか

それは 偏見や差別する行為が

人の心を深く傷つける現実を許せないから

人の心の痛みをわが事と感じるから


あなたはなぜ

人権の問題に取り組むのですか

それは 人権を侵害する行為が

人の命や心を軽んじる現実を許せないから


なぜ取り組むのかと問いかける

あなた自身はなぜ

差別と人権の問題に取り組まないのですか


いじめを目の前で見たら

「いじめはやめよう」と

一言さとす自分でありたい


偏見を口にし 差別する人がいたら

「その偏見・差別はまちがっている」と

一言たしなめる自分でありたい


他者の人権をそこなう人がいたら

「そういう行為は人の道にはずれている」と

一言はたらきかける自分でありたい


なぜ取り組むのかと問いかける

あなた自身はなぜ

差別と人権の問題に向き合わないのですか 



『人権対話』の詩より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 09:50Comments(0)

2007年05月05日

心に残った詩18

開口一番の言葉」

この悩みをぜひ聞いてほしいと

ひっしの思いで語りかけたとき

「そんなことは気にしないほうがよい」と

そう言って励ましたつもりの人がいる

「その気持ちはよくわかる」と

真剣に耳を傾けてくれる人がいる

あなたの開口一番はどちらの言葉ですか


差別を受けて苦しんでいることを

切実な思いで語りかけたとき

「世の中には差別がいろいろあるから」と

そう言って耐えることだけを求める人がいる。

「さぞかし心が傷ついたことでしょう」と

心の底から共感してくれる人がいる

あなたの開口一番はどちらの言葉ですか


苦しみや悩みを訴える人があれば
 
そのつらかった出来事を聞いてみよう

その悲しい気持ちに寄り添ってみよう

開口一番の言葉が

「気にしないほうがよい」と言うだけでは

「差別がいろいろあるから」と言うだけでは

そこに人間としての心の温かさはない


その人の人間性は

開口一番の言葉に示されるもの

うわべは励ましているつもりの言葉で

他者の心の痛みを切り捨ててしまう冷酷さ

苦しみや悩みを訴える人があれば

心を開き 心の底から語り合い

温かく支え励ます人でありたい


『人権対話』の詩より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 09:24Comments(0)

2006年11月21日

心に残った詩17

『「本当の幸せ」とは』

自分には体の障害がないから

それを幸せと思って生きて生きたい

そういう幸福感でよいのでしょうか


自分は部落差別を受ける立場ではないので

就職や結婚の際に悩む必要がなくて幸せだ

そういう幸福感でよいのでしょうか


自分はハンセン病の当事者ではないから

差別で苦しめられることもなく幸せだ

そういう幸福感でよいのでしょうか


自分が被害者でなければ

自分にはかかわりなくて幸せだと思う

そういう幸福感でよいのでしょうか


自分だけの幸せを求め

他と比べて自分は幸せだと考えることは

人間らしさを見失ったエゴイズムの心


幸せとは

人が人とお互いの心を開いて

信じ合う関係を築くところに生まれるもの


さまざまな差別を背負って生きる人たちと

心を通いあわせながら共に生きること

そこそこ「ほんうの幸せ」がある


自分の被害や利害を超えて

共に悩み 共に解決をめざす生き方

そこにこそ「ほんとうの幸せ」がある


「人権対話の詩」より

著者  桑原  律 
  


Posted by 龍金 at 11:23Comments(0)

2006年10月30日

心に残った詩16

『心に「レッドリボン」』を



エイズ患者である親が

わが子の保育園入園を願ったところ

こだわって拒否する人がいました


エイズは

接触感染症ではなく血液感染症

通常生活ではうつることはない病気です


その子には感染しておらず

保育園でうつることなどありえないのに

入園を断る心の狭さと冷たさ


親が自ら感染者であることを

素直に打ち明けているにもかからわず

その願いに心を動かさない薄情さ


今 心ある人たちが

「レッドリボン」を胸に付けて

エイズ差別をなくそうと呼びかけています

12月1日は「エイズデー」です

多くの人たちが

差別をなくすために活動していることを

あなたは知っていて断るのでしょうか


自分が患者であることを打ち明ければ

偏見と差別の被害者になってしまう現実

重い病気と差別の被害との二重苦

その苦しみを思えば

温かい心で対応すべきこと

エイズ差別をなくすために

「心のレッドリボン」を身につけよう



「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 12:02Comments(0)

2006年10月30日

心に残った詩15

『差別をなくす自己責任』



結婚問題で世間体にこだわる人がいます

相手の出身についてとやかく言う人は

世間体のせいにして反対します

けれども

ほんとうは自分の心の中に

差別意識があることを隠して

他人のせいにしてしまっているのです


「高価な本を押し売りするから差別される」

自分が買わされた腹立たしさから

そう言う人がいます

被差別の人たちは

押し売り行為などしていないにもかかわらず

だまされた自分の責任を棚上げにして

何の罪もない人のせいにしているのです


世間体にこだわりる人も

えせ同和図書を買った人も

自分は差別していないつもりなのでしょう

けれども

そのために結婚差別が生じ

そのために押売行為が罪なき人のせいにされていきます


何よりも必要なことは

自分は差別するような人間には

決してならないという強い意志力です

「世間体などに振り回されません」と

「えせ同和図書はきっぱりと断ります」と

そうした毅然とした姿勢こそ

自分の責任で差別をなくしていく道です



「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 11:51Comments(0)

2006年10月28日

リンドウ(竜胆)



秋のお花リンドウが咲きました。 









根は、竜胆(りゅうたん、龍胆とも書く)という生薬で苦味健胃作用がある。

竜胆を含む漢方方剤には竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)、立効散 (りっこうさん) などがある。 (但し、ゲンチアナ(Gentiana lutea)は、生薬名もゲンチアナで、やはり苦味健胃作用がある。)








竜胆、ゲンチアナともに日本薬局方に収録されている生薬である。



  


Posted by 龍金 at 11:30Comments(0)

2006年10月25日

心に残った詩14

『心』


だれもが持っている心

うれしいことがあれば喜ぶ心

悲しことがあればふさぎ込む心

つらいことがあれば苦しむ心

困ったことがあれば悩んでしまう心


おたがいに思いやる心で共感し合いたい


何気なく言われた言葉で

心を傷つけられる人がいる

いつも共感してくれるその言葉で

現実と向き合う気力を取りもどす人がいる


世の中には

心の冷たい人と

心の温かい人がいるようだ


世の中には

差別する心の人と

差別をなくそうとする心の人がいるようだ


差別をなくしていくために

心を傷つけられた人の痛みが分かる

優しい心の持ち主でありたい


だれもが持っている心

傷つきやすい心であればこそ

傷つけ合わず尊重し合いたい



「人権対話の詩」より

著者 桑原  律
  


Posted by 龍金 at 16:01Comments(0)

2006年10月25日

心に残った詩13

『信義ある生き方』


その人の良さを認めずに

その人の不十分さばかりを責め

その人をいじめようとする生き方もあれば

少しでもその人の良さを認め

少しでもその人を助け励まし

その心を傷つけたりしない生き方もある


その人をさげすみ

その人に偏見を持ち

その人を差別する生き方もあれば

決してその人をさげすまず

決してその人に偏見を持たず

人間として差別したりしない生き方もある


あなたはどちらの生き方で歩んでいますか


さげすみと偏見で

見つめられた時の相手の苦しみと悲しさ

いじめと差別によって

のけ者にされたときの相手のつらさと憤り

その心の痛みを思いやれば

いじめや差別は決してできないはず


おたがいに心と心で触れ合い

おたがいに真に理解し合い

お互いに深く信じあえるような

心のつながり合いを築いていきたい

共に生きようとする心があれば

いじめや差別はきっとなくせるはず


あなたは信義ある道を歩んでいますか



「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 15:42Comments(0)

2006年10月25日

心に残った詩12

『そこで対話を断ち切らないで』


いじめの問題を語りかけると

子供のけんかをして育つものだから

さわぎ立てなくてもよいと答える人

そこで対話は前へ進まなくなってしまう

そこで対話がとどまらないように

いじめられる子のつらい思いについて

真剣に考え合ってみませんか


差別問題で語りかけると

世の中には差別がいろいろあるから

気にしてもしかたないと答える人

そこで対話はぷっつりと切れてしまう

そこで対話が終りにないよう

差別される人の苦しみについて

自分の心を開いて受けとめてみませんか


病気のことで語りかけると

だれでも病気の一つぐらいはあるから

そう答えて話を聞こうともしない人

そこで対話は沈黙となってしまう

そこで対話が途切れないように

病気で悩んでいる人の気持ちについて

その身になって聞いてみませんか


いじめや差別や病気のこと

他人事として聞き流し

対話を願う人の心を無視して

何も聞こうとしないで通りすぎていく人

そこで対話を断ち切らないで

おたがいに心の底から理解し合いたい

そのためにじっくりと語り合ってみませんか



「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 14:33Comments(0)

2006年10月25日

心に残った詩11

『あなたのその言葉は』


偏見に満ちた言葉を

平然と投げつけてくる人もあれば

かげ口のようにささやく人もいる

そしてその言葉に

心を傷つけられて悲しむ人がいる



思いやりのあふれた言葉で

優しく語りかけてくれる人もあれば

明るく勇気づけてくれる人もいる

そしてその言葉に

心がなごみ励まされる人がいる


あなたのその言葉は

偏見に満ちてはいませんか

それとも 思いやりのあふれた言葉ですか


つい失言してしまっただけから

他の人も平気で口にしていることなのに

少しぐらい言われても気にしなくてもよいのに

あれこれ弁解しようとする

「言葉の加害者」たちの心のみにくさ


軽い失言が相手の心を傷つけてしまう

自分の言葉の責任を人のせいにしないでほしい

気になるかどうかは被害者が決めること

「言葉の被害者」となる人たちの

心のつらさと憤りがわかる人でありたい


あなたのその言葉は

偏見に満ちてはいませんか

それとも 

思いやりのあふれた言葉ですか



「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 14:07Comments(0)

2006年10月25日

心に残った詩10

『「差別文化」から「人権文化」へ』


封建社会では

女性は男性はの服従をしいられ

障害のある人は家に閉じ込められ

低い身分の人はさげすまれ

ハンセン病の人は社会外の人とされた


文化とは

人びとのくらしを高めるべきもの

それなのに封建社会では

文化はきびしい差別の上に成り立ち

人びとの暮らしと心を分け隔てていた


ひとびとの心を豊かに安らかにすべき

文化という名において差別がまかり通り

そこに人権尊重の精神は存在しなかった


これからの時代は

女性差別解消への歩みが進められ

障害のある人びととの社会的活動が広がり

身分差別意識のしがらみから解放され

ハンセン病被害者の人間性が復権されるとき


今 私たちがめざすものは「差別文化」社会をのりこえ

「人権文化」社会を築いていくこと

だれもが人間として尊重される社会づくり


一人ひとりが差別されることなく生かされ

一人ひとりの人権が尊重される

「人権文化」社会づくり

そのために行動する自分でありたい



「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 13:41Comments(0)

2006年10月25日

心に残った詩9

『人生に「熱」と「光」を』


1922年の水平社宣言では

「人の世に熱あれ 

 人間に光あれ」と

うたわれました

「人の世に熱あれ」とは

差別の問題を他人事と思わず

自らの生き方にかかわる問題として

「熱い思い」でその解決に取り組む人が

一人でも多くなることを願った言葉です


「人間に光あれ」とは

偏見や差別によって押しつぶされたりせず

その人の夢や希望を実現して

一人ひとりの人生が光輝くように

支えあっていくことを願った言葉です


もし偏見を耳にしたら

その間違いを正す人に

もし差別に気づいたら

その解消のために努力する人に

そういう「情熱」のある自分でありたい


偏見や差別は

その被害を受けた人の

人生の光を見失わせます


偏見や差別を許さない

そういう「情熱」のある自分でありたい


「人の世に熱あれ

 人の世に光あれ」は

水平社宣言の結びの訴えです



「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 13:10Comments(0)

2006年10月25日

心に残った詩8

『共感的理解を』



やまいの苦しみを訴えると

「一病息災と思えば」

そう言って通りすぎていく人がいます

本人は励ましたつもりでも

やまいに苦しむ人の心は救くわれません


「一病息災」とは

ひとつ病気があれば健康に留意して

災いを免れることができるという意味です


けれども

その人には二病あるかもしれません

その人には三病あるかもしれません

その人がどのように悩んでいるのか

まず耳を傾けることが第一歩です


「一病息災」とは

病気見舞いを受けた側が

「一病息災と思って乗り越えたい」と

自らを励まして言う言葉

まわりの人がそれを言えば

やまいの人を突き放す言葉になってしまう


やまいについて訴える人の

その一言一言にうなずきながら聞くこと

そこからおたがいの語り合いが始まり

そこから相互信頼が生まれていきます


語り合いと信じ合いこそなによりの励まし

相手の心に共感し

深い思いやりを示す自分でありたい


「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 11:40Comments(0)

2006年10月25日

心に残った詩7

『人間みな「被障害者」』


「両手があっても人間です

 両手がなくても人間です

 両足があっても人間です

 両足がなくても人間です

 視力があっても人間です
 
 視力がなくても人間です」と


障害者差別をなくそうとして

工夫されたはずのキャッチフレーズが

障害ある人びとの心を傷つけました

なぜならば

両手や両足のあるなしも

視力があるどうかも

「人間の条件」ではないからです

そのようなことを問いかけなくとも

障害のある人は

「はじめから人間」なのです


「健常者と同じように
 
障害者の人間です」と

言う人がいました

障害者を付け加えたかのような

「も」の表現が

障害ある人びとの心を傷つけました


だれでも何らかの

障害や病気をかかえて生きる存在

人間みな「被障害者」

障害や病気の有無を問わず

だれでもはじめから「人間」なのです



「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 11:17Comments(0)

2006年10月24日

心に残った詩6

『差別は恥ずべきこと』
 

その人がハンセン病者だからと言って

こだわり 避けようとする人がいます

「元」を強調するのは

すでに治っているのに差別されるからです

病気の被害者を

差別の被害者にしてしまう心の貧しさ


隔離される病気は

結核 赤痢 サーズとさまざまあります

なぜハンセン病の被害者だけが

いつまでも差別されるのでしょうか

差別は人間として恥ずべき行為です


あなたは

ハンセン病差別をしていませんか

1973年

ハンセン病は「伝染病」ではなく

「感染症」であることが

ある人によって証明されました

その人の名は ノルウェーの医師

アルマウェル・ハンセンさん

1898年

ハンセン病の治療施設を

熊本市に創設した人がいました

その人の名は イギリスの宣教師

ハンナ・リデルさん


病気を治すために尽力した人の心の温かさ

今もなおハンセン病差別をする人の心の冷酷さ


「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 15:08Comments(0)

2006年10月24日

心に残った詩5

『「良き伝統」とは』


修験道や祭礼の際に

女性の立ち入りを禁じる習慣

それは「良き伝統」ではなく

それは「悪しき因習」

「女人禁制」と称して

女性を排除してしまうことが

はたして「良き伝統」といえるでしょうか

かつて被差別地域の人びとは

祭りの氏子に加えてもらえず

排除することが伝統とされてきました

水平社運動に立ち上がった人びとは

地域で共に生きる道を切り開くたために

差別をなくすようはたらきかけました



2004年の夏のこと

博多祇園山笠の祭礼では

祭りの開始を告げるために掲げてきた

「不浄の者立ち入るべからず」の立て札を

760年ぶりに廃止しました

これは「女人禁制」を打破していく

歴史敵な歩みの大切な第一歩です


「良き伝統」とは

地域のすべての人びとが参加でき

地域のすべての人びとが歓迎すべきこと

差別と排除のあるところに

「良き伝統」はありえません

「悪しき因習」を乗り越え

真に「良き伝統」を築いていきましょう


「人権対話の詩」

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 12:24Comments(0)

2006年10月24日

心に残った詩4

『人間みな「きょうだい」』


「あの人は同和の人だから」と言われて

なさけない思いにさせられました

「同和の人」など

いったいどこにいるのでしょう

レッテルをはることが

相手の心を傷つけることに

あなたは気づいているのでしょうか


「あの人は出身が違うから」といわれて

悲しい思いにさせられました

「特別な町」など

いったいどこにあるのでしょう

出身地にこだわることが

相手の心を傷つけることに

あなたは気づいているのでしょうか

「同和」とは「同胞一和」のこと

「同胞」とは「きょうだい」のこと

「一和」とは「心を一つのする」こと

同じ人間として生まれた者同士

「きょうだい」のように仲良く

心を一つにしていこうという意味なのです


「同和」とは

「人間みなきょうだい」の精神

偏見や差別をなくしていくために

前向きの問題解決を願う目標です

「同和」と名の付く人や町はどこにもなく

そこにいるのは「一人の人間です」

そこにあるのは「普通の町」なのです


「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 11:27Comments(0)

2006年10月23日

心に残った詩3

「差」はあっても「別」するな


一人ひとりおたがいに

何らかの「差」や「違い」があるから

「差別」が生じると言う人がいます

けれども「差」や「違い」があることは

「差別」をしてもよい理由にはなりません

「差」があることで「別」することは

人の道からはずれた行為だからです


だれの心にもおたがいに

「優越感」があるから

「差別」が生じると言う人がいます。

けれども「差」があることで

「優越感」を持つ人もあれば

「優越感」を決して持たない人もいます

「差」はあっても「別」してはなりません


出身によって差別する人差別しない人

民族の違いで差別する人差別しない人

感染症を理由に差別する人差別しない人

障害者を差別する人差別しない人

差別が生じるかどうかは

「差」や「違い」があるからではなく

差別する人の意識によるものです


「差」や「違い」があることは

その苦しみや悩みをおたがいに理解し

認め合い 励まし合うべき対象

相互に心と心を通い合せ

助け合い 支え合うべき対象

「差」あっても「別」したりせず

「共に生きる」道を歩みましょう



「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 16:05Comments(0)

2006年10月23日

心に残った詩2

『差別と向き合う心を』


差別の問題は難しいと

はじめから

避けて通ろうとする人がいます。

差別があることに気づかなかったと

軽い気持ちで

通りすぎていく人がいます

差別を見てみぬふりをしてしまう

そんな自分であってよいのでしょうか


差別される人にとって

差別とは難しい問題でなく

すぐにでも解決してほしいと思い

一人ひとりの心で

真剣に受けとめてほしいと願う

切実で深刻な問題なのです


差別を受けて

心を痛めている人の心に寄り添い

共に考えようとする

そんな自分でありたい

差別をなくそうと

呼びかけるその心に共感を示し

共に解決をめざそうとする

そんな自分でありたい


逃避する姿勢ではなく

共に考え歩む姿勢がほしい

後ろ向きの受けとめ方ではなく

前向きに差別と向き合っていく

そんな自分でありたい


「人権対話の詩」より

著者 桑原 律
  


Posted by 龍金 at 15:17Comments(0)